白っぽくて歯形がつく舌は、エネルギー不足のサインかも?
今日は「舌診(ぜっしん)※舌を見て体調をチェックする方法」から、よく見られるタイプのひとつを紹介します。
それは――
👉 白っぽくて、まわりに歯形がついている舌。 鏡でベーっと舌を出したときに「あれ?横にギザギザがついてる?」という方は要チェックです。
歯形がつく舌は何を意味するの?
漢方では舌は体の状態を映す「鏡」と言われます。 白っぽくて歯形がつく舌は、次の2つを示すことが多いです。
1. エネルギー不足(気虚 ききょ)
「気(き)」とは、体を動かすエネルギーのこと。 これが不足すると、舌の筋肉に張りがなく、歯の跡がつきやすくなります。 疲れやすい 朝からやる気が出ない 食欲が安定しない お腹がゆるくなりやすい こんなサインに心当たりはありませんか?
2. 水分のめぐりが悪い
舌がむくんだように大きくなり、白っぽく見えるのは「余分な水分」がたまっている証拠。 湿気や冷えに弱く、むくみ・だるさ・頭重感(頭が重い感じ)も出やすいです。
気を補う(補気 ほき)ケアで変わる
では、どうすればいいのでしょうか? 答えはシンプルです。
👉 気を補う生活習慣をとり入れること。
食べ物で補う
「自然な甘み」のある食材がエネルギーを作るのに役立ちます。 米(白米より玄米や雑穀も◎) 山芋、かぼちゃ、人参 大豆、黒豆 なつめ、栗 蜂蜜(白砂糖ではなく自然の甘み) 疲れているときに甘いスイーツを欲しくなるのも納得ですが、洋菓子よりこうした自然の甘さを。
生活習慣で補う
夜更かしを減らしてしっかり寝る 朝食を抜かずに軽くでも食べる 疲れたら頑張りすぎず休む 当たり前のことですが、実はこれが一番の養生(ようじょう=体をいたわる工夫)です。
運動で補う
激しい運動より、ウォーキングやヨガ、ストレッチがおすすめ。 「気」を消耗せず、流れを整えてくれます。
サロンや漢方でできること
ブリリアンドロップでは、こんなサポートもしています。
● 経絡マッサージで「脾・胃」を元気に
● フットバスやホットストーンなどの温熱ケアで冷えを取り除き、めぐりを良くする
●補気系の漢方茶(黒豆茶、なつめ茶、はと麦茶など)
舌の状態は日々のケアで少しずつ変わっていきます。
まとめ
白っぽくて歯形がつく舌は、
👉 エネルギー不足+水分がたまりやすい体質 のサイン。
●食事で自然な甘みをとり、
●休養と睡眠を意識し、
●軽い運動でめぐりを整える。
これだけで、舌も体調も変わり始めます。 ぜひ、今日から鏡で舌チェックしてみてくださいね。
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